医療コラム「子どもの湿疹」

冬に多い子どもの肌トラブル。どうしたらいいのか迷いますよね。

今回もそうむらこどもクリニックの宗村先生に、子どもの湿疹についてはお話をお伺いしました!


≪子どもの湿疹≫

赤ちゃん、乳児、幼児は皮膚が薄く、おとなと比べて湿疹になりやすいです。

湿疹は乾燥から始まることが多いです。

皮膚が乾燥するとかゆくなり、かゆいところひっかくと皮膚のバリアが壊され皮膚に炎症が生じます。これが湿疹です。

皮膚の乾燥を防ぐには保湿剤がとても重要です。

保湿剤でお肌の潤いを保つと、かなり湿疹ができるのを防ぐことができます。保湿剤は副作用がほとんどない薬ですので、子どももたくさん使用して構いません。


しかし保湿剤をどれだけ使用しても湿疹ができてしまう事があります。この湿疹は放っておくとどんどん悪化してしまいますので、なるべく早く治すことが大切です。その時にはステロイドなどの炎症を抑える塗り薬が大変有効です。


ステロイドと聞くと副作用を心配される方がいらっしゃると思います。

しかし適切かつ短い期間の使用であれば副作用が起こることはほとんどありません。

なかなか症状が良くならず長期間使用が必要になる方には、年齢の制限はありますがステロイド以外の炎症を抑えるお薬を処方することもあります。


またこれらの塗り薬と同じくらいに大切なことは皮膚の清潔を保つことです。

当院では適切な保湿剤、ステロイドの使い方、体の洗い方を指導させていただき、より早期に、かついい状態のお肌がずっと保てるよう皆さんと一緒にお子さんのスキンケアをさせていただいていますよ。


新型コロナの感染が拡大している現在、皆さんは日々の生活で大変ご苦労をされていらっしゃると思います。湿疹は命には関わらないので病院に行くことをためらわれる方も多くいらっしゃると思います。しかし悪化するとお子様の生活の質を落としてしまいます。「皮膚が赤くなり、かゆそうにしている」という場合は是非早めに病院を受診されることをお勧めいたします。


以上、そうむらこどもクリニックの宗村先生にお話をお伺いしました。

そうむらこどもクリニックさんは発熱患者さんようの待機部屋もあり、感染症対策をきっちりされているので、安心して通院できおススメですよ!


そうむらこどもクリニック

http://soumura-cl.com/

草津市追分南4丁目6番23号

TEL.077-548-6655


まちのコミュニティハブ ツナグ

人と人をつなぐ、地域と人をつなぐ、まちの未来へつなぐ。 草津市の地域課題解決と、《それ、おもしろいね!》があふれる主体的なまちづくりを目指して、3つの「ツナグ」に取り組み、 まちの"ハブ空港"のような存在をめざして活動しています。